上司に退職を伝えるためのポイント
上司に退職を伝えるのが一番の山場・・・、そう感じる人も多いのではないでしょうか。ここでは円満に退社したいなら頭に入れておきたい、いくつかのコツやポイントをお教えします。
迷いのある態度は禁物
上司に退職の意志を告げるときに、あきらかに迷いのある態度は相手を混乱させてしまいます。強い態度に出ることはもってのほかですが、退職の意思が固まった旨を感情的にならずに誠意をもって伝えましょう。
反対しにくい退職理由を話す
反対しにくい理由とは、だれもが「それなら仕方ない」と納得できる理由です。ここで会社や人間関係の不満を話すのはタブー。退職を思いとどまらせようと上司が動いてこじらせてしまう原因にもなりかねません。
それよりも、退職以外に解決方法がないことを理由にしましょう。「キャリアアップしたい」「金銭的な理由」「健康上の理由」「結婚を機に」などが反対しにくい理由です。正直に「違う仕事にチャレンジしたい」などといってもいいかもしれません。
言わない方がいいこともある
退職のきっかけとして多いのが「上司と仕事のやり方が合わない」や「人間関係でうまくいかなかった」などですが、これをストレートに伝えるのは避けましょう。ネガティブな事柄を退職の理由にすれば、いらぬトラブルを引き起こしかねません。同じ理由で「給料が安い」「会社の将来性が不安」「労働環境が悪い」なども伏せておきましょう。聞いている上司はこれからもその職場で頑張っていくのです。いい気持ちはしません。逆にキャリアアップしたいなど、個人的で前向きな退職理由ならあからさまに反対しにくくなるものです。
タイミングは大切!
さて、いざ上司に切り出そうという時、どんなタイミングで言い出したらいいでしょう。上司が忙しそうな時間は論外です。出社したら「折り入ってご相談があるのですが、今日、手の空いた時に15分程度お時間をいただけるでしょうか?」と話しておけは、上司も多少心の準備ができそうです。