退職届・退職願を書く際に必要なもの

職場を退職するための届、退職届・退職願。退職届と退職願の違いから、書く際にはどんなもので書いたらいいのか。筆記具は?封筒は?など退職届を書く際に準備するものをまとめました。

退職届と退職願の違い

まずは混同されがちな退職願と退職届の違いについてご存知でしょうか。字を見てもわかる通り、退職願は「●月〇日付で退職させてください」と願い出る書類であるのに対し、退職届は「●月○日に退職いたします」という強い意思を表す書類です。

退職願は後に事情が変わった場合、撤回することができますが、退職届は撤回することができません。また、退職願が受理された場合は改めて退職届を出す必要はありません。

まずは準備しよう

・退職届の用紙
退職届、退職願を書く紙はA4、またはB5サイズの白い紙を用意しましょう。手書きでシンプルな白の縦書き便せん、または白無地の用紙がベストです。横書きやイラスト入り、または色付きの便箋は適さないので注意しましょう。罫線はあってもなくてもかまいませんが、罫線入りの便せんの方が書きやすいでしょう。

・白い封筒
書いた便箋を入れて出します。白地で縦長の無地のものを使用。

・筆記用具
黒の万年筆かボールペン。注意したいのはフリクション(摩擦で消えるボールペン)は適さないということ。時間の経過や高温によりインクが消えてしまいます。鉛筆など消しゴムで消せる筆記具もNGです。

・印鑑・朱肉
最後の記名の下に捺印します。シャチハタではなく認め印を用意して朱肉を使用して捺印しましょう。

・下敷き
必ず必要なわけではありませんが、うっかりテーブルの汚れが付いたり、消しゴムのカスで字が乱れたりすると気を張って最初から書き直しです。できれば下敷きを使用して書き始めた方が失敗が少なくて済みます。